流産を繰り返す、習慣流産とは?

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習慣流産
せっかく妊娠したのに流産してしまった…こんな悲しいことはありません。
妊娠はするけど、なんども流産をしてしまうというような場合、「習慣流産」は疑われます。

習慣流産とは、医学的には自然流産を3回繰り返した場合をいいます。

一般的に、妊娠の約15%が流産になると言われ、その原因のほとんどは胎児の染色体異常でありと言われています。

しかし、それが2回、3回と繰り返される場合は、胎児が育ちにくい原因が体のどこかに潜んでいる可能性があると考えられます。

その場合は発見し、治療することが大切です。

主な原因としては、次のようなことが考えられますが、2回流産した場合は、3回目も流産する可能性が高いので、習慣流産の診断を待つまでもなく、きちんと検査・治療を受けましょう。

習慣流産の主な原因は?

先天性子宮形

生まれつき子宮が奇形である場合、習慣流産が多くみられます。
子宮奇形でも、月経や月経周期などには問題がありませんから、検査を受けるまで気づかなかったという人が殆どです。

軽度の子宮奇形の場合は、そのまま様子を見ることもありますが、なかには手術を必要とするケースもあります。

染色体異常

夫婦のどちらかに染色体異常があった場合、当人は何の問題もなく生活できますが、それを受け継いだ胎児は育ち続けることができず、流産してしまいます。

処置によっっては、妊娠を維持することも可能です。

子宮頚管無力症

子宮口がゆるくなっている子宮頚管無力症では、胎児が成長するにつれて締まりが保てなくなると流産してしまいます。
治療としては、胎盤が完成した時点で子宮頚管無力症を縛る手術を行い、流産を防ぎます。

卵巣の黄体機能不全

排卵や着床するプロゲステロンの分泌が少ないと、流産しやすくなります。
ホルモン剤の投与で比較的改善しやすいとされます。

母子間の組織適合抗原(HLA)不適合

組織適合抗原(HLA)不適合とは、いわゆる「白血球の血液型」のような物で、通常の血液型よりも多くのタイプに分類されています。
もし体の中に、タイプが異なる組織適合抗原が侵入すると、体はその異物を受け入れないように免疫が働きます。

本来は母と子では組織適合抗原のタイプが異なるため、母体が異物を追い出そうと働いてしまうことが考えられます。

ところが、母体から免疫を抑える働きが起こり、胎児は守られるのです。

母体にとって異物である胎児が出産までお腹の中にいられるのはこの働きのおかげです。
しかし、中にはこの免疫を抑える働きが弱まり、胎児を異物して追い出してしまうことがあります、

これを「母子間の組織適合抗原(HLA)不適合」と言います。
治療法として夫の血液を採取してリンパ球を取り出し、それを妻に定期的に注射するという方法があります。

その他の原因

ホルモン異常による甲状腺機能低下症また糖尿病の場合、流産のリスクが高める恐れがあります。

さらに血液中に抗リン脂質抗体があると、病気を起こし、胎児に十分な血液を供給できず、流産につながることがあります。

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