高齢で妊娠、出産するためには?

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気がつきにくい生殖機能の老化

高齢出産・妊娠

女性は高齢になればなるほど妊娠・出産がしづらくなります。
実は多くの方が忘れていたり、知らなかったりしますが、妊娠と出産は本来、女性にかなりのリスクがあります。

年齢に伴う肉体的な機能低下の中でも、最も早く、かつ全く自覚症状のないままに老化していくのが生殖機能です。
視力や筋力の低下はほとんどの方が気づくはずです。

ですが、卵子のクオリティや子宮や卵巣の働きの低下を意識する機会はほぼ0です。

なおかつ、女性の月経周期は25歳から35歳は基本的に安定しています。
そのため、本人の意識も低く、35歳から徐々に出てきる老化を告げるサインになかなか気が付きません。

しかし実際には、女性の特有の病気の率は増加していきます。
代表的なのは女性特有な病気には子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮頸がんなどがあり、それぞれ妊娠に深刻な影響を与えます。

特に子宮筋腫は、40代女性の3割から4割に認められています。驚くべき確率ですが、筋腫のある女性のうち過半数が痛みを感じていません。

月経過多・貧血・おりもの増加・排尿障害などの症状があったとしても、普通に生活ができてしまうことを珍しくはありません。

以前は30代までに出産を終えている女性が多かったため「40歳頃に子供が大きくなって」から子宮筋腫が発生することが一般的
でした。

ところが最近は晩婚化。晩産化が進んでいるために、「不妊治療を始めようとしたら筋腫が見つかった」「初めて妊娠したので産婦人科へ行くと子宮筋腫だとわかった」というケースが増加しています。

子宮筋腫のリスク

子宮筋腫が及ぼす影響を見てみましょう。

不妊治療をしている人にとっては着床障害のリスクがあり、妊娠をしている人は流産・早産・前置胎盤・常位胎盤早期剥離などのリスクが高まります。

まず着床障害ですが、受精卵が子宮内膜に定着しようとするのを筋腫が邪魔をしてしまうことがあります。そうすると不妊に直結します。

また、着床に成功して妊娠をしたとしても流産・早産の危険性が高まります。
筋腫を圧迫し、子宮内腔の形を変えてしまうことが原因です。

前置胎盤についても説明しましょう。胎盤とは、血液を通して妊婦が赤ちゃんに酵素や栄養を送り出している部分です。

血管の塊といってもいいでしょう。

胎盤は普通、着床した場所に形成されます。
それが普通は子宮丈夫なのですが、筋腫のために子宮内腔が変形し下部に着床することがあります。

そうして胎盤が子宮口の少なくとも一部を覆っている状態を前置胎盤と言います。
出産の時に出血多量となり、妊婦にとって赤ちゃんにとっても危険な状態になります。

赤ちゃんよりも胎盤が先に出てきることはできないので前置胎盤では帝王切開を行います。
また常位胎盤早期剥離は、正常な位置に胎盤が妊娠の中期や後期、もしくは出産中に全部かその一部が、赤ちゃんが生まれてくる前に剥がれてしまうことを言います。

赤ちゃんに十分な血液が送られなくなったり、酸欠状態になって前置胎盤と同じように母子ともに生命の危険に陥ります。

発症直後に赤ちゃんが死亡してしまう例も珍しくありませんし、胎盤が剥離した部分からの出血が止まらず、出血多量で妊婦の命も危険にさらされることもあります。

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